セミナーの流れ

研修理念

施設写真

写真は第28回マスターコースの写真です。

矯正歯科の治療技術は、歯科医師がもつべき基本技術です。研修会は、この矯正歯科技術の普及を目的にしています。

歯科は専門医(スペシャリスト)は不向きで、小児歯科、口腔外科、矯正歯科にまたがるジェネラリストが求められています。

ジェネラリストの診断の基、歯科治療を行うことは、多くの歯を保存し長持ちさせることに繋がるからです。

セミナーの流れ

  • ベーシックコース

    Ti-Niワイヤーの3つの特性を学習します。もちろん、禁忌症とその克服法も学び、矯正治療の基本技術と応用を研鑽します。診断では9つの顎態パターンを学び、それぞれに特有の生体のレスポンスを学びます。これらにより、治療の的確な診断が行えるようになります。
  • アドバンスコース

    最新知見証例を学ぶことで、矯正治療に求められていることを理解します。また臨床は技術革新を常に進めなければならないチャレンジ精神を学ぶとともに、水平線の彼方を見据える視野を養います。つまり、歯科臨床の目的を常に意識できるよう修養します。。
  • 症例検討会(アドバンスコース)

    症例について、ディスカッションして、治療のコンセンサスを得ます。
  • 症例相談

    メールでも行っていますので、資料をそろえて相談ください。

FAQ よくあるお問い合わせ

症例相談を行いたいのですが?

ベーシックコース、アドバンスコースで、資料をそろえてご相談ください。資料が揃っていれば、メールでの相談も行っています。

困った質問

上下顎の4番を抜歯して、この後、どうすればいいですか、という質問を良く受けます。下顎は4番を抜歯することは多くはありませんし、5番を抜歯することもあります。さらに、ハイアングル症例の場合、智歯 を抜歯し、MEAWテクニックを駆使します。これらは、顎態パターンを知らないと、理解できません。この点は第3日に詳しく説明しますが、顎態パターンごとに下顎は特有のレスポンスを呈します。つまり、下顎の抜歯部位は多岐に渡り、この診断こそがメカニクスより重要なのです。魚を求めて、木に登るような質問はご容赦ください。講習会では、この顎態ごとの生体のレスポンスをしっかり学びます。