ベーシックコース

コース内容

施設写真

4日間のベーシックコースとして、新たに改変しました。セミナーは少人数制で行い、4種類のタイポドント実習を行い、しかも2名のインストラクターが丁寧に技術指導を行います。写真は第24回マスターコースの集合写真でです。現在は30回を超えるセミナー実績を誇ります。

従来の矯正治療技術は、ワイヤーベンディングを習得のるのに膨大な時間を要しました。しかし、ワイヤーを曲げない簡便な技術を習得していただき、技術の上位に位置する診断をマスターすべきです。技術は道具であり何に使うかが問題です。この使い方が一般にアイデアであり、矯正治療においても様態です。そこで、Ti-Niワイヤーの矯正治療の最大限用の用い方を研修します。Ti-Niワイヤーはワイヤーベンディングを必要としませんが、矯正治療では次の3つの優れた特性を発揮します。

1日目:混合歯列期の反対咬合(タイポ1)

    ブラケットポジションとTi-Niワイヤーの3つの特性

2日目:(続)混合歯列期の反対咬合(タイポ2)

    顎態パターン分析(実習)

    Ti-Niワイヤーの禁忌症とその対処法

3日目:Ⅲ級非抜歯症例(タイポ3)

    受け口の再発症例対処法

    ブラケットポジションチェック法

4日目:下顎水平埋伏歯のアップライト(タイポ4)

    水平埋伏の原因は何か?

技術をマスターしても、生体のレスポンスを見極める診断ができなければ治療は行えません。また、すべてに適応できる技術などありはしません。Ti-Niワイヤーにも御多分に漏れず禁忌症があります。3日目にその禁忌症を講義し、タイポドント実習で克服法を学びます。最終日は、下顎第二大臼歯のアップライト法を学び、原因と早期診断について研鑽します。半埋伏歯を臼歯として機能させることは燕下障害を予防し、ひいては健康長寿社会実現に寄与することではないでしょうか。

令和6年4月開催決定

 

4つのタイポドント実習

機器写真

タイポドントは、4日間で4症例行います。写真は、タイポドント実習中の模様です。